汗疱および異汗性湿疹
手のひら、足底の皮膚の浅いところ(角層)に汗がたまって、小さい水疱を作ったり、そのあとが輪を描くようにむけてくる状態を汗疱、さらに痒みと赤みを伴う場合は
異汗性湿疹と言います。
夏の暑いときや、風邪などで高熱を出した後に生じることが多いとされます。
汗疱だけでは、特に治療を要しませんが、気になる場合は尿素軟膏などの角質溶解役を塗り、異汗性湿疹ではステロイド(ストロングランク以上)の外用を行います。
むけてくるカサカサを無理にはがすとさらに悪化するので、むしらないことが大切です。
水足(足白癬)と間違われることがあるので、疑わしいときは真菌検査(顕微鏡で皮膚の一部の中に真菌が見えるかチェックする)を行って、確認します。