アナフィラクトイド紫斑
主にすねから足の甲に出血点や皮内出血斑が多数生じてくる病気です。
子供がかかる場合と、成人がかかる場合があります。
関節痛、腹痛(ひどいときは下熱します)を伴うことがあります。
また、尿中に蛋白や血液が混じることがあり、そういう場合は腎臓疾患(腎炎)の合併が考えられます。
原因は不明ですが、扁桃炎や咽頭炎が引き金となる場合があります。
治療は、足の安静(足を上げて休むなど)、抗生物質の内服などを行います。
皮膚症状が重いときや、関節痛や腹痛を伴ったり、腎炎の合併が疑われるときは、入院して抗生物質の点滴やステロイド内服などの治療を行います。
腎臓の合併症がないかどうか、病気の間だけでなく、治った後も尿の検査を受ける必要があります。