固定薬疹
ある決まった薬を内服すると、いつも同じ場所に出る薬疹です。
その場所は皮膚だけでなく、唇や陰部などの粘膜のこともあります。
内服して数時間後に出じ、赤~赤紫色の円形~楕円形の班で、強い痒みが特徴です。
ときに、多数出ることもあります。
原因の薬には、抗生物質、アスピリン、精神安定剤などいろいろあります。
治療は、原因の薬をやめて、ステロイド外用を行いますが、多発した場合はステロイドの内服を行うこともあります。
一度、固定薬疹が出ると、次からその薬を内服するたびに必ず出るので、原因の薬を突き止め、しっかりメモなどして、原因となる薬を二度と内服しないことが大切です。