うっ滞性皮膚炎と静脈瘤性皮膚潰瘍
立ち仕事などを長く続けている人では、静脈が浮き上がったような状態となります。
夕方以降になると脚がむくんだり、だるくなります。
静脈瘤があるかどうかは、まっすぐ両足で立つと、下腿の静脈が浮き上がるかどうかチェックすることでわかります。
静脈瘤が続くと、皮膚の表面に湿疹ができたり(うっ滞性皮膚炎)、皮膚の中にしこりができたり(うっ滞性脂肪識炎)、皮膚潰瘍(うっ滞性潰瘍)などが出現します。
弾性包帯、立ち仕事の短縮、就寝時に足を少し上げて寝ることなどが必要です。
赤みが強く痒みを伴う場合にはステロイド外用薬が有効ですが、痛みを伴う場合は消炎鎮痛薬の内服が必要です。
症状がひどい場合は、静脈瘤の手術が必要となることもあります。