尋常性天疱瘡
全身のあちこちと口の中に、水脹れやびらんが生じる病気です。
原因は、皮膚の細胞間をつなぎ合わせる物質に対する自己抗体(抗デスモグレイン3抗体)であることがわかっています。
診断確定には、生検(皮膚の一部を切り取って調べる検査)で免疫グロブリンという抗体が付着しているかどうかと、抗デスモグレイン3抗体などの血液の異常を調べることが必要です。
治療法には、ステロイドの内服などがあり、原則として入院が必要です。
皮膚を強くこすったり、絆創膏を貼ると、その場所に水脹れやびらんができるので、肌を刺激しないことが必要です。