エーラス・ダンロス症候群
皮膚や関節が異常に柔らかい、すなわち皮膚がとてもよく伸び、関節も異常によく曲がるという生まれつきの病気です。
出血斑が生じやすいことや、関節が脱臼しやすいことも症状として起こります。
この症候群は約10型に分けられていて、それぞれにいろいろな合併症が起こる(心臓や血管の異常、目の異常、腸の異常など)ことが知られています。
診断には、皮膚の組織検査、遺伝子の解析などが役に立ち、また、将来の合併症対策のためにも、どの型かを調べることも必要です。
皮膚が弱く、傷を負った場合に治りにくいので、けがなどしないように気をつけることが大切です。